雷鳴67 ページ36
「まず確認したいことがある」
「はい」
「お前の気持ちは分かった、だが私はプロだ、その上組の当主としての仕事もある、普段の稽古は私以外が見る事になるだろう」
「はい」
「そして、私の元で稽古をするという事はこれがまた厄介な事に八雲の"門下生"になるという事になっちまうんだ」
「？門下生、ですか？」
「今やまあ極道って言われてるが、大昔元々うちは民間の自警団みたいなもんだったんだ、それに併設して道場もやっていてな、それの名残りで弟子入りするって事は一時的でもうちのもんになるってことになるんだわ」
「…なるほど」
「ぶっちゃけ今や私のNo.4って肩書きがあるから、八雲組に対して何か言われることはねぇだろうが、親御さんも心配しない訳じゃないだろうしな」
私のその言葉を聞いて心操は悩む様な仕草を取る
多分相澤先生はここまでの事情を知らずに、単純に戦闘に対してのセンスを磨くのに私の所に寄越したんだろうが、家は意外と伝統と古きを重んじる面倒なお家なんだよな
「まあ、流石に学生で一時的な門下生になるだけのお前を仕事に同行させたりはさせねぇし、お前はお前の夢の為に私を利用するだけだって考えてたらいいよ」
「…そう、ですね」
まだ何か考えてる様だが、お前の答えは決まってんだろ？
「私もあんなこと言った上に先生からの紹介とあっちゃ無下にはしねぇよ」
「…一時的に八雲組に属する事でも門下生でも、強くなれるなら構いません、よろしくお願いします」
そう、それでいい、利用出来るもんは全部利用しろ
「よし、なら私は今日からお前の師範だ、よろしくな心操！」
「…！はい、お願いします師範」
こうして心操は一時的に八雲組の組員及び八雲Aの初めての門下生になったのだ
「おっ、来てる来てる」
「あぁ、君かい、昨日出久くんと1回戦で戦ってた」
「あ〜〜〜〜〜！！また男が増える〜〜〜！！頭の周りに男が〜〜〜！！」
帰ってきた三島たちを心操に紹介してやる
音も立てずに帰ってきたからびっくりしたんだな、
「上から三島、岸、そしてバカだ、今は私の部下になるが、元は父さんの部下で繰り上がりで私についてる感じだ」
「頭！？バカは酷いっす！？千葉だ！覚えとけ！！」
「そうなんですね」
「おい、バカに触れねぇなんて、なんて肝の据わった坊主なんだ…」
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とらお(プロフ) - 夏樹さん» コメントありがとうございます！当方関西出身なもので、あんなけって使うので普通に使ってました！多分、多々関西弁寄りな所が出てくるかと思いますが見て見ぬふりでもしてください！ (2023年4月8日 3時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 雷鳴40の千葉さんの台詞あんだけがあんなけになってます。何回よんでもおもしろいですね。 (2023年4月4日 23時) (レス) @page7 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - めっちゃ面白いです。最新頑張ってください (2020年1月19日 4時) (レス) id: b3b626bb81 (このIDを非表示/違反報告)
小林萩(プロフ) - 3がいいと思います。他の方と似たような理由になってしまうのですが、可愛いなぁと思ったので。更新頑張ってくださいね。 (2020年1月9日 20時) (レス) id: b63d7693a0 (このIDを非表示/違反報告)
雪豹(プロフ) - ��がいいと思います。ケルピー、可愛い。 (2020年1月9日 15時) (レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年1月7日 4時
