��ゆうえんち�� ページ17
「ゆうくん、他に行きたい所はない？」
俺は約束通り、エンデヴァーさんに頼み込んで先週出会った少年、ゆうくんと遊ばせて貰える事になったので3人で遊園地に来ていた
今日は一段とキャップにフードと顔が見えないが、俺の手をぎゅっと握ってくれているのを見ると、楽しんでくれているのが分かる
「えっと、ね、ゆうくん、あれやりたい」
そう言っておずおずとゆうくんが指をさしたのは何か催し物で、周りには親子が集まっていた
「"親子でクラフト体験"？」
「ゆう、それは」
「·····だめ？」
エンデヴァーさんが何か言いたそうにしていたが、うるっとした目で俺を見上げるゆうくんに心を撃ち抜かれる
いや、ちゃんと顔は見えないが多分、そんな感じ
「いーよ！やろうか！」
「ほんとう！？」
「うん、あ、エンデヴァーさんは待ってます？」
「、ではそこのベンチに座っていよう」
そう言って俺たちに背を向けるエンデヴァーさんを見送って、俺とゆうくんは係の人に声をかける
「ご参加の方はこちらで受付してくださーい」
「あ、親子参加お願いします」
「はーい、ではこちらにって、えっ！ホークス！？」
「しー！今日はプライベートなんで、内密にお願いします」
「はっはい！親子参加ですね！では、1500円になります」
「あ、お金·····」
スタッフの言葉にモゾモゾと肩から斜めにかけたポーチを漁るゆうくんに俺は笑って「いーよ」と声をかける
「え、でも」
「今は俺ゆうくんのパパでしょー、子供がいらん気使うもんじゃないよ！はい、おにーさんこれで」
「はい！こちらクラフトキットになります」
「ありがとー」
そう言ってゆうくんの手を引いて指定された机に向かう
するとゆうくんが俺の手をクイッと引っ張った
「ホークス、ありがとう」
「どーいたしまして、ちゃんとお礼言えて偉いね」
「ママが、ありがとうとごめんなさいはちゃんと言いなさいって」
「ゆうくんはママのことが大好きなんだね」
「うん！ママにはゆうくんしかいないから、ゆうくんがママを守るんだよ」
薄々気が付いてはいたが、ゆうくんの家は母子家庭なのだろう
だから"父親"という存在に憧れを抱いている
だけど、それは大好きなママの前で出す事は無いのだろう
本当に賢い子だな
「ママはね、ゆうくんのヒーローなの」
俺はそんなゆうくんを他人だと思えなくなっていた
今日は君と��ゆうえんち��
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ショートケーキの赤いヤツ - ホークスの小説ってまだまだ少ないですよね！私も今投稿しているのですがなかなか増えなくて…（汗）こんなに素敵な作品を作っているとらおさんはとても凄い人だと思います！自分のペースで頑張ってください！応援しています！ (2021年6月27日 12時) (
レス) id: b184c00ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱうる(プロフ) - いつも楽しみに見てます！これからどうなるのか更新されるたびにドキドキで見てます！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1ae786e7c7 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - ユリさん» 面白いって言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年2月13日 16時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年2月5日 14時
