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○花吐き.002○ ページ3
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俺とAはただの幼馴染であって、それ以上でもそれ以下でもない。
クラスにもそれしか言ってねえ。
「爆豪、もう行くのか？」
「クソ髪おせーから先行くわ」
『おう』と返事を聞いて、そそくさと部屋に戻った。
朝吐いた花を拾い袋に詰めて捨てた。
今日は学校も休みでいつもなら、トレーニングや勉強するが今日はする気にもなれねえ。
Aをはやく諦めれば良い話だが、まだAは轟に告白してねえ。
フラれたら俺にもチャンスがまわってくる
とか思ってるなんてみっともない。
ベッドの上で転がって、再び瞳を閉じた。
気がつくと昼過ぎ。
昼食いそびれたがたいして腹空いてねえし良いかと思った。
さすがに何もしないのはまずいと思って教材を取り出す。
するとノックが3回、扉が開いた。
「入っていいなんて一言も言ってねえぞA」
「ごめんごめん」
謝りながら駆け寄ってくる。意味わからない。
俺のベッドに腰かけると、楽しそうに話し始めた。
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