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●花吐き.001● ページ2
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朝、寮であいつ、、優治(ゆうち)Aと轟を見かけた。
あいつは半分野郎とどっか行く約束出来ただとか言ってはしゃいでたっけな。
俺はあん時、、『そうかよ』とだけ言った。
考えてみりゃ、、応援する事になってしまう。
あいつらの光景を見てると吐き気が収まらなくなって、部屋に駆け込む。
花吐き病だなんて誰一人に教えてねえ、、もちろん、Aにも。
「うっ…………」
ひらひらと落ちていく花びら。もう見たくもない。
部屋にしばらくいると切島がノックしてきた。
「ばくごー！飯まだだろ？？一緒に行こーぜ！！」
朝から食う気にならない。
そんな事言えるわけなく、ただ強がって行くと返事をした。
食堂もあいつらが居るから避けてきた。
俺の恋心を知ってんのは胸糞悪いがデクだけだ。
「かっちゃん…………」
食堂にいたデクがボソリと呟いたのが聞こえて舌打ちする。
Aが轟にアプローチ始めた日からデクはやたらと心配の目を向けてくる。
それが気に食わなくて、無視をする。
「お、噂のカップルじゃねえか？」
「どうでもいい」
切島のやつもA達を応援している。
まあ、それが普通だ。
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