個性が宿ると信じて。【爆豪勝己】 (ページ7)

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記憶。ページ7

夢主side

先生に調べてもらったところ……。

先生「死操さんの個性は全部で3つだね。」

『え？あの、私の個性は1つなはずです！』

先生「人を消すような個性、そして回生。そういえば、死操さんは高校受験も合格しているらしいね。」

先生の言葉に耳を疑った。
どうしよう、何も覚えてない。
私は首を傾げながら先生を見つめた。

先生「……覚えていないのかい？雄英の先生の話によると君と同じ中学出身の2人も合格していると聞いている。」

2人？誰だ？

『ふ、2人って……？』

先生「……覚えていないのかい？」

先生は吃驚した顔で私を見た。
隣にいた看護師さんが口を開いて私にこう言った。

看護師「もしかしたら、事故のショックで記憶を無くしたのかも……。」

先生「なぜここにいるか、それはわかるかな？」

覚えてる。
私は中学の頃、個性が原因で虐められていた。

『……誰かが、言ったんです。来世は個性が宿ると信じて、屋上からのワンチャンダイブって。私はその言葉を信じて飛び降りました。』

先生「けど、それを言った人が誰かは分からないと……。」

私は俯きながら頷いた。

先生「実はね、明後日死操さんの退院が決まっているんだ。」

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