【ヒロアカ】幼馴染は大変です３【男主】

１２４話 醜い 物間side ページ27

―廊下―


いいカフェを教えてもらったから名前を誘おうと思ったけど･･･勇気が出ない


優しいから断るはずないけど･･･よし､当たって砕けろだ!!




勇気を決め､教室を覗くと名前が女子に手を握られてるのが見えた。




えっ･･･当たる前に砕けたんだけど？



うっわ･･･来なきゃよかった




引き返そうとすると目が合った。



峰田｢あ､Ｂ組の!!名前〜物間が呼んでるぞ〜!!｣



物間｢え､ちょ!?｣



峰田｢呼んでやったんだから可愛い子紹介しろよ｣ﾆﾔﾘ



物間｢･･････｣



引き返そうとしたのにこいつ･･･




そこへ名前がやって来た。



『ありがと』ﾆｺｯ



峰田｢名前も､今度女紹介しろよな!!｣



『･･････寧人どうした？』



物間｢な､なに女子とイチャついてんの｣ﾑｽｯ



『なんのこと？』



物間｢いま手繋いでた｣



こんなことが言いたい訳じゃない

八つ当たりだ･･･



『繋ぐ？･･･あれは"握る"じゃない？』



物間｢握るも繋ぐも一緒だろ!!｣ﾑｽｯ



『そう？寧人手を出して』



物間｢え･･･なに｣



名前は僕の手をとると､"恋人繋ぎ"をするように絡めた



物間｢は!?///｣



A組｢｢｢っ!?｣｣｣



『これが握る･･･握り返して？』




A組の奴らの視線が痛い･･･

でもちょっと優越感を感じるかも




物間｢っ//｣ｷﾞｭｯ



『これが繋ぐ･･･違うだろ？』ﾆｯ



物間｢･･･っ///｣



なにこれ･･･行動もイケメンなのかよ･･･

心臓に悪い･･･///



物間｢もう･･･わかったから//｣



『あっ､それでどうした？俺に会いたくなっちゃった？なんてね』ﾆｺｯ



物間｢･･･っ//// 教科書･･･貸して欲しくて｣



はぁ･･･教科書なんて借りたくないのに･･･




ていうか､このまま話し続けるの!?//






切島｢そろそろ手を離したらどうだ？｣ﾆｺｯ



上鳴｢名前も教科書取ってきな｣ﾆｺｯ



轟｢･･･｣ｷﾞﾛｯ




セコム多すぎ･･･

轟に至っては席からこっち睨んでるし




『えっ､あぁ･･･悪ぃ寧人!!ちょっと待ってて』



物間｢うん｣



こいつら邪魔しやがって･･･




『はい､教科書!!』



物間｢ありがと､後で返しに来るね･･･それじゃ｣



『わかった､待ってる』ﾆｺｯ



物間｢っ///｣



僕はきっとこの笑顔にやられたのかもしれない

僕だけに笑ってくれたらいいのに･･･ほんと嫉妬って醜いな

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