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「…ッンで俺がお前と仲良く歩いてんだよクソ！！！」
『そんな怒んないでよ〜途中まで一緒なんだし、いいじゃん〜？』
生徒席に戻ってきた爆豪クンと一緒に控え室まで向かう。
こいつずっとカリカリしてるけど、疲れないのかな。
「…あ、あの、Aくん…？」
自分の名前に反応して、歩く足を止めた。
隣の爆豪クンも、立ち止まってくれるあたり、彼はやっぱり優しいのかもしれない。
『…えっと、俺に何か用かな〜？』
俺を呼び止めた女子は「やっぱりAくんだ！」と嬉しそうに笑った。
「私、Aくんと同じ小中学で…最後の１年間同じクラスだったんだけど、覚えてる、かな…？」
頬をほんのり紅く染めて、照れ臭そうにちらちらとこちらの様子を伺う姿に、笑みを崩さないようにする。
…あぁ、なんで今。
『……覚えてるよ〜、久しぶりじゃん？雄英の体育祭見に来てたんだね〜！』
「お父さんがプロヒーローだからチケットが手に入ったの」と話す彼女の機嫌はいいみたいだ。
隣の爆豪クンは珍しく黙りこくって良い子にしている。
「…雰囲気が全然違くなってて、びっくりしちゃった。…私、実は…前からAくんのことが好きで…！」
…ダウト。
そんなの嘘だ。俺はよく覚えてる。
「え、Aくんのパパ、敵なんでしょ？
じゃあ私のパパがやっつけるよ！」
「Aくんのお父さん、殺人した敵なんだよ〜。
関わったら私達も殺されるかもしれないから、離れた方がいいって！」
「私のお父さんはプロヒーロー。
あんたのお父さんは…敵。
生まれたことを後悔したら？」
小学校の頃から、中学校の頃まで。
よく覚えてるよ。
そう言って、クラスや学年の子に俺の父親は敵だと言いふらして、俺は怖い人だと印象付けて、そうやって…
『…君も、随分と印象が変わったね〜。』
どうにか喉から声を絞り出してそう言うと、「そうかな？メイクとか、頑張ってるんだよね」と巻いた髪の毛を弄った。
きっと上鳴クンとかが見たら騒ぎ出すだろう。
『…ごめんね、君の気持ちには応えられないよ。
君の顔を見てると、嫌気がさしてくる。』
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洸(プロフ) - とてもいい作品です…！夢主くんの気持ち？に入り込めて、感動…！続き待ってます！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - 夢主くんいいねー！あの猫かぶってるとこの性格いいと思う！私もあんな感じになりた〜い！ (2020年5月4日 10時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - 久しぶりに読おえてからもワクワクしてます！更新頑張ってください。応援してます (2020年3月30日 14時) (レス) id: 6edc1c7592 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ | 作成日時：2020年3月28日 12時
