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『…え、飯田クンが早退だから同一で３位…？』
目が覚めた時、そこはリカバリーガールの出張保健室だった。
どれくらい眠っていたのかと聞くとそんなに時間は経っていないと言われた。
「今丁度決勝戦が始まったところさね。ちょっとくらいなら観れるだろう。」
動いてもいいと言われて、保健室を後にした。
……ただ、生徒席の方には戻りにくい。
適当に観れればいいかと、生徒席には行かずに観戦することにした。
試合では丁度、轟クンが炎を出そうと腕をあげているところで。
…克服したのか、なんて思っていたら轟クンは炎を消してしまった。
爆豪クンの見事な攻撃が決まって、轟クンは場外に出てしまい気絶していた。
『…あんなの、彼が許す訳ないだろ…』
思わず苦笑いしてしまう。
この後爆豪クンが暴れ出すのは目に見えてる。
案の定、炎を使わなかったことに怒った爆豪クンは轟クンを掴みに行くが、ミッドナイトに眠らされていた。
…勝ちに執着しすぎだろ。
弱さに執着しすぎてる俺に言えたことじゃないけど。
『彼らの目が覚めたら、表彰式。』
嫌でもクラスメイトのみんなと出会ってしまう。
バックれたら……その後の相澤センセーが恐ろしそうだ。
トモダチごっこももう終わりだ。
生きにくくなる。
人生において、困った時に助けてくれるオトモダチは必要不可欠。
何かあった時に利用し合うことを、人は信頼しているという。
父親が敵だという事実によって離れていくような人間を、友達というんだ。
そんな奴らにマジになる必要なんてない。
これはお遊びだった。トモダチごっこ。
馬鹿な奴は自分よりも馬鹿な奴を見ると安心する。
人間なんてそんなもんだ。
だけど。
彼は守木Aを見てくれたから。
「あ、守木！目ェ覚めたのかよ！３位おめでとう！！」
『……え、と…うん、ありがとう…？』
生徒席で最初に話しかけて来たのは上鳴クン。
…いつも通りだ。
「熱かったなぁ守木！！漢だったぜ！！」
「あともうちょっとで決勝だったのにねー！惜しかったよ！」
「ケロ、かっこよかったわ。」
切島クン、葉隠チャン、梅雨チャン…続いてクラスの皆、前と何も変わらず接してくる。
『……気を遣わなくてもいいよ。皆の知る守木Aは実在しないし。』
騙してたことだけじゃない。
父親のことを知ったら、彼らは…
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洸(プロフ) - とてもいい作品です…！夢主くんの気持ち？に入り込めて、感動…！続き待ってます！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - 夢主くんいいねー！あの猫かぶってるとこの性格いいと思う！私もあんな感じになりた〜い！ (2020年5月4日 10時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - 久しぶりに読おえてからもワクワクしてます！更新頑張ってください。応援してます (2020年3月30日 14時) (レス) id: 6edc1c7592 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ | 作成日時：2020年3月28日 12時
