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「今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人！！」
客席からの歓声と共に現れたのはオールマイト。
そして、３位の俺からメダルを贈呈される。
「守木少年、おめでとう！
個性に頼りきりじゃなく、己の身体能力を活かす戦い方、見事だったよ！」
そう言って、抱きしめようとオールマイトが腕を広げたのを見て「大丈夫です」と拒否する。
『すみません、なんとなく体がまだ痛くて。』
そう言うとオールマイトは「それは失礼した！」と慌てた素振りを見せた。
それよりも、隣でモゴモゴと拘束されながらも未だに暴れてる爆発頭が気になって仕方ない。
「今日体育祭に出て、良いことはあったかな？」
オールマイトのその言葉に目を見開く。
横目で隣の爆豪クンを見てみる。…本当にずっと暴れてるな。
こんな奴に救われたなんて思いたくないけど…そうだな、うん。
『…はい。完全じゃないけど……ちょっとだけ、吹っ切れた気がします。』
「それはよかった！！」とオールマイトは笑った。
気が付けば俺の周りには誰もいなくて、ひそひそと笑う声と、俺を恐れる声が聞こえていたあの頃。
今思うと、事情を話せる相手もいなければ、ヒーローや警察達の調査にうんざりしてたことも、母さんのことを話せるような友達もいなかった。
でも、ここは雄英高校。
昔通ってた学校とは違くて、通ってる生徒も違う。
轟クンや爆豪クンが、俺を否定しなかったから。
いつもと同じようにA組の皆は接してくれたから。
ちょっとだけ、だけど…信じてみてもいいかと思えた。
そうして、轟クン、爆豪クンにもメダルは贈呈され、雄英体育祭は幕を閉じた。
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洸(プロフ) - とてもいい作品です…！夢主くんの気持ち？に入り込めて、感動…！続き待ってます！ (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - 夢主くんいいねー！あの猫かぶってるとこの性格いいと思う！私もあんな感じになりた〜い！ (2020年5月4日 10時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - 久しぶりに読おえてからもワクワクしてます！更新頑張ってください。応援してます (2020年3月30日 14時) (レス) id: 6edc1c7592 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ | 作成日時：2020年3月28日 12時
