【MHA】NRC生、異世界で保護対象してます【twst】 (ページ6)

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重症だったNRC生ページ6

俺の担当医師はナカザワ先生に決まった

あんなにぐちゃりとした顔してたのによく受けたよな…とか、上からの決定なのかなとか思ったけど…

俺には関係ないしいっか！で片付けた俺は立派なNRC生だと思う

俺の爆弾発言のあと、貸してもらった小説二冊を開く。ちなみに俺の山ほど聞きたいことは聞かなかった、先生焦ってたし…

んでこれは読めるやつと全くもって読めないやつ

俺の言語とここの言語

この国で俺の言語を完璧に話せる人はまだ少ないらしい…だから、俺がここの言語を話せるようになる方が早いって訳だよな……

一応同じ内容らしいが…

『分かんないなぁ…
なんでこんなにぎゅうぎゅうなの？潰れちゃってんじゃん…』

ぐりぐりと本のページを指先でなぞる
…でも、なんか見た事ある気がするのはなんでだろうなぁ……

俺はかなり重症だったみたいで、今も個室だ

だから誰かに聞くなんて事は出来ないし、あまり外に行くのもダメ…なんじゃないかな多分

何度目かのため息をつきそうになった時、コンコンと扉がなった

『はぁーい、あ、ナカザワせんせー？』

ナカザワ先生くらいしか今来な…
あ、警察とか…？嫌だなぁ…

少しして入ってきたのは、中澤センセイと二人の男だった。片や黒い、片や黄色い

『…え、誰？』

つい出てしまった声を抑えるように口を塞ぐ
あっぶねぇ、警察だったら本当にマズイ！

医『あはは、キミを助けてくれたヒーローさんとイング…キミと話せるヒーローさんだよ』

ナカザワ先生は黒い人、黄色い人の順番で手のひらを向けた

『俺の…』

いわゆる、“恩人”と“話す事が出来る数少ない人”