【BORUTO/NARUTO】お兄ちゃん、お姉ちゃん。【短編集】

キバの妹×デイダラ&角都(雪華さんリク) ページ34

とりあえずバッドエンドタイプ。

Aside

『お兄ちゃん、いってきまーす!!!』
「おう!気をつけろよ!赤丸も待ってっから!!」

今日は私一人での任務の日!
任務の内容は比較的簡単なほうで、危険でもない。
お兄ちゃんに見送られて、私は家を出た。
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やっぱり!早く終わった!!
私は帰路を急いだ。

デイダラside

見回り中、１人の女が目に入った。
おそらく任務を早く終わらせて気緩みっぱなしといったところか。
……そいつを捕まえるのは難しい事ではなかった。

アジトにつき、他に誰かいるか確認すると、そこには角都の旦那一人だった。
ツーマンセルを組んでいる飛段はジャシンがどうのとか言ってどこかにいったらしい。
さて、この女をどうするか。

「だんなぁ、散歩中に木の葉の中忍捕まえたんだ」
「…金になるのか」
「すぐお前は金金金金ってなぁ…もっと楽しみ方があると思わねぇか?うん?」
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Aside
どうして。
どうしてこんなことになっているの?
私、家帰ってる途中だった。なのに今は、知らない男の人二人に囲まれている。
身体を好き勝手されている。屈辱。
『ちょっ…と!触んないで…!
っ……アンタら、だれっ…?いい加減に、してよっ…っぁ、』
「説得力がまるでないぜ」
「こいつは…使えるな…」
『なっ…んで、そこまでして私にこんなことする意味、ある…?』

２人とも私の質問には答えない。怖い。怖い。怖いよ。
どうしよう…

『っ…おに、いちゃ…たすけ…っ、て…!』
「…おにいちゃんだぁ?」
『ちがっ…』

ここでお兄ちゃんのことを言ったら、どうなるか分からない。
私を捕らえるという時点でこの人たちは敵。
なら、お兄ちゃんにだって何が起こるか分からない。
ここで私が耐えなきゃ…

「いいなァ、その顔…こういう気分は久しぶりだ、うん」
「…」
『…好きにすればいいじゃない』

結局その日は最悪な気分で。もう何時間たったか分からなくなってきた頃、
私は連れ去られた時のように、知らない間に我が家の前に居た。
今日されたことは、隠さなければ。…いや、連れ去られたことは伝えた方が…う〜ん…

と、そこに

「お、帰ってきたかよ、A!……どうした、服、ボロボロだぜ」
『え、あ、あぁ、転んじゃって…』
「…まて、いつもの匂いじゃない」

あーあ

『怖かった、よ、お兄ちゃん…』



うまくいかない。

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