【BORUTO/NARUTO】お兄ちゃん、お姉ちゃん。【短編集】

サスケ×兄妹逆転…? ページ27

みんな生きてるし家にいる
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Aside
朝起きて、皆のいる食卓へ向かう。

『みんな、おは…ん?誰、その子』
「そっ…その子ってなんだよ!!A!!俺はうちはサスケだ!!!」
『うちはサスッ……サスケ兄?!え、え、母さん、なにこれ』
「なんなのかしらねぇ…誰かの術かしら」
『曖昧!!!!それにしてもサスケ兄…可愛いいいい!!!』

私は末っ子なので、アカデミー入学前の幼いサスケ兄は見たことがない。
初めて見たその姿は、それはもう本当に可愛いのだ。
いつもより高い声、抱き上げられるほどの華奢で小さな体。
私はサスケ兄を抱き上げて大喜びだった。

ｲﾀﾁ「おいA、そんなにからかっていると後でサスケに怒られるぞ?」
『あ、あんまり考えてなかった…ごめ……ﾋｯ』
「…テメェ…俺がこんな姿だからって調子に乗りやがって…」

幼子とは思えない殺気の籠った鋭い眼光と、指先に込められる力。
その姿は、現在のサスケ兄の怒った姿と、何ら変わりない迫力だった。

『ﾋｴ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…』
「フン、さっさと手を離せ」
ｲﾀﾁ「こらサスケ、Aが怖がっているだろう。そういう物言いはよせ」
『こっ…怖がってるって…イタチ兄…』

いくら怖いって言っても、この姿の子供に怯えていた自分が恥ずかしかった。

ご飯を食べ終わった後。さっきの恐ろしい形相は何処へやら、
穏やかな顔でうとうと、と頭を上下させている。時折頭をぶんぶん振って、
必死に起きていようとするのが可愛い。…とか言うと、またブチ切れられるんだろーな…
それでも子供の体じゃ限界が来たのだろう。サスケ兄は、イタチ兄の膝にコテン、と
倒れこんだ。すうすうと規則正しい寝息を立てている。

ｲﾀﾁ「…こんな風にされるのはいつ振りだろうな。
今なら絶対にこんなことしないもんな…」

イタチ兄は、そう言ってサスケ兄の頭を愛おしそうに撫でていた。

『写真撮ろう』ｶｼｬ
「ふ、後でプリントアウトだな」
『そーだね』

などと話していると。
サスケ兄の体から煙が上がり始めた。

『「?!」』

…その煙が晴れるころには、サスケ兄はもう元に戻っていた。意外と短い間だったな…
問題はただ一つ。術?が解けても、いまだサスケ兄は起きず、イタチ兄の膝の上で
心地よさそうに眠っていることだ。

ｲﾀﾁ「…なんだか変な気分だな。嫌ではないんだが」
『写真撮ろ。』
ｲﾀﾁ「……後でプリントアウトだな…」

その夜。私たちは一発ずつ頭をはたかれた。

サソリ×病み…？※注意→←シカダイ×皆に愛されてる妹

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