【BORUTO/NARUTO】お兄ちゃん、お姉ちゃん。【短編集】

日向ネジ×心配性 ページ16

Aside
『いったたた・・・・』
「・・・A、またか・・・」
『あ、兄さん、ごめんなさい、すぐどくから』

私はまた廊下で蹲っている。思いっきりこけたから摩擦で膝が・・・・
最近、ずっと転んでる気がするんだけど。大丈夫かな。私。
それで、その度に兄さんに迷惑かけちゃってるんだ・・・

「見せてみろ。・・・・またひどくやらかしたな」
『うぅ・・・・なんで兄さんみたいにしっかりした子になれないんだ・・・
日向の子なのに！！』

すると庭で修行していたヒナタさんとハナビさんががこちらに来た。

ﾋﾅﾀ「あれ、Aちゃん、また転んじゃったの？」
ﾊﾅﾋﾞ「昔っからだけど、よく転んでるね」

あれ、昔からだったか。

「・・・俺だってお前を心配しているんだぞ。
いつもいつもこんなんじゃ、任務の時にどうなるか・・・」
『・・・ごめんなさい・・・』
ﾋﾅﾀ「で、でも!!転んじゃうのは別に仕方ないことだから、大丈夫よ!
Aちゃんだって、任務の時はしっかりしてるわよ、ネジ兄さん」

ヒナタさん、それ、なんだか励ませてるようで傷抉ってきてるんだけど・・・

「そうか・・・はぁ、気を付けるんだぞ。お前のおかげで絆創膏の減りが
妙に早いんだ」
『はい、気を付けます・・・(泣』

それでも、兄さんは私のことをよく気にかけてくれるし、
いまもこうやって手当てをしてくれた。
普段は修行にも付き合ってくれるし・・・本当は優しい兄さんだ。
去り際に兄さんは私の頭に手を置きつつ、

「・・・今日の任務では転ばないようにな」

と念を押していった。
・・・すみませんねぇ、よくこける奴で・・・

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