ジョングクくんのお嫁さん。3 (ページ1)

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…………あー、どうしよう。

完璧に力が入らないやつですね、はいピンチ。

たぶん、ソンウもテレビに熱中してるからそうそう気づかないだろう。

これはまずいぞ。私、このままだと寒さで凍え死ぬんじゃない？

『………………………うわぁ……………』

こういう時に限って、超冷静。

とりあえず、出せる限りの大声でソンウを呼ぶ。

「ママどうしたの？」

あっ、来てくれた！

『あ～ソンウ。悪いんだけど毛布持ってきてくれる？』

「っ、うん！」

すぐさま私の顔色が悪いのを気づいたのか猛ダッシュしてくれる我が息子。

とりあえず、毛布で寒くはない、はず。

どうするんだ、これ。

かつてないほどの、頭の痛さと、悪寒に襲われる。

「ママ、おでんわもってきた！」

『ありがと、ソンウ…………………いっ、た…………』

救急車にまたまたお世話になるのかな、なんて思っていると、

『……………えっ、………………っ、』

急に呼吸が苦しい。

「ママ？ママ？」

これ、もしかして過呼吸？

頭ではわかってるのに、

体が言うことを聞いてくれない。

だんだんと意識がもうろうとしてくる。

「……………っ、ママ！」