ジョングクくんのお嫁さん。2 (ページ13)

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「………………あれって…………」

「………………見間違いかしら」

…………あぁ、やっぱり………………

「ママ？どうしたの？」

『………………何でもない。よかったね、ソンウ。パパ来てくれたよ』

「パパっ！！！！！」

おぉ、速い。駆け抜けてグクの元に抱きつきにいくソンウ。喜んでくれてるみたいで、よかった。

幼稚園にいるお母さんは目が………ものすごくギラギラしている。

そのなかには、この間の発言をした人もいて、もやっとしてしまうけどしょうがないよね。

「みんな、上手にできたかな？」と先生の合図で、親子共同でモノを作るんだって。

グクも、楽しそうだし。ひとまず来てくれて感謝しかないけど。

「ソンウなかなか上手じゃんか」

「でしょ？ぼく、がはく！」

「パパも負けてられないな～」

………………思い描いていた光景が、ここにあることが信じられなくて。

普通の、やり取りなのにすごく愛しい。

「あの、ジョングクさん………ですよね？

いつも、ソンウくんと仲良くさせていただいているナム・シノの母親です！」

………………あれだけさんざん言っておいて、近づいてくるとか、アリなんですか。