ジョングクくんのお嫁さん。 (ページ48)

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「…………………え、恥ずかしいから言わない」

とぷいっと横を向いてしまったグク。

……………む、私は愛の告白をしたというのに。

あんなに盛大に言ったのに。教えてくれないなんて卑怯じゃないか。

『私は病院まで走ったんだよ？』

「……………それとこれとは別」

『サイン会だけで好きになるものなの？』

唯一の会える機会、あそこしかなかったと思うけど。

「…………………知りたい？」

『え、うん。盛大に笑ってあげる』

「……………わりとデビュー当時の方のコンサートでさ、

俺ら、見えてないとか思われてるけどわりとはっきり移動してても見えるんだよね。

その、………コンサートですごくキラキラした瞳で見てくれてる人がいるなって。

その、何て言うの、本気で応援してくれてるんだなって眼差しの人がいて。

何かわかんないけど、吸い込まれたんだ。

すごく、キレイだなって……………

この人の、笑った顔、誰にも渡したくないなって。

…………もしもーし？Aさーん？

恥ずかしい…………………」