ジョングクくんのお嫁さん。 (ページ5)

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55. ページ5

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」

なんか高級そうなお店に案内されたと思ったら、

「すみません、全身コーディネートでお願いします」

とかグクが言い出して、

『…………………………』

「お客様」

『あ、は、ハイッ！』

「こちらにどうぞ」

「ブフッ」

『(グクめ…………………笑ったな!?)』

テンパりすぎて、ギクシャクしてる私と、

完全に面白がっているグク。

「こちらご試着願えますか？」

……………破らない…………よね？

何なんだ、このライン！くっきりしすぎだって……

訳がわからないまま、される通りにされた結果。

「よくお似合いですよ。きっとお連れ様も喜ばれます」

…………無理して言わなくても大丈夫ですよ、店員さん。

「ヌナー？入るよ……………………え、」

ほら、やっぱり。元が良くないとダメに決まって、

「……………………え、ちょ、…………はぁぁぁ～…………」

いきなり座り込むグクさん。そんなにヤバイ!?っていうか大丈夫か？

「………………こんなに可愛くなるなんて聞いてないんだけど……………」

『え？』