青が宿る 3

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『……返して』

YG「…見んな、没収」



一時間経とうと二時間経とうと
三時間だってその先が経とうと
テヒョンアは目覚めなかった。

今のところ容態は何とかそのままを保っているが
一瞬で悪くなる可能性もあるらしい。

この状態が明日も続けば
もう諦めるのが筋でしょう、と言われたそうだ。





事務所は葬儀の準備。
…まだ、決めつけないでほしいのに。




ネットはわたしに対する批判。





"だから女は要らなかったんだ"

"テヒョンを帰してくれ"

"お前が代わりになれば良かった"





分かってるよ。
わたしだって、その方が良かった。

テヒョンの代わりに、わたしが…。






YG「…ちゃんと食ってないだろ」

わたしはまだ検査もあるし
一応頭を強く打っているから、と
入院することになっていた。




当然出される食事が
喉を通るわけがない。


食べられなかった。
わたしだけ、こんなところで食べるにはいかなかった。



どんどん弱っていくテヒョンアから
離れていきそうで怖かった。









YG「……食え」

『…食べてるよ』

YG「嘘付くな。…こっち見ろよ、なぁ。



…っ、お願いだから、
お前も生きようとしてくれよ！！！！」

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