青が宿る 3

14. ページ15

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HS「…おい、テヒョンア」

TH「…は、い」

HS「………お前、よく俺が寝たと思って
声を押さえて泣いてたろ。

…それは、この事を知ってたから？」




……何だ、バレてたのか。
頑張って押さえたつもりだったのに。





TH「…そうです」

JN「……詳しく聞かせて。
取り敢えず、情報もなしに疑うのなんて
出来ないでしょ。



…今のところ僕は信じるよ。
ほら、震えてる。




……だって、僕らが信じないと
誰が信じるんだ？



勇気を振り絞ったんだ。
怖さに潰されそうでも話すことを選んだんだ。

まずは、意見を言う前に話を聞くべきじゃないかって思うけどね」




ジニヒョンの言葉に
空気が一変したような気がした。

目を、合わせられなかった。
俺は、ただ俯くことしか出来なかった。







怖い。
言ってしまったら、もう始まる予感がして。


足がすくんで震えを抑えたつもりが丸分かりだったなんて、笑えない。






JM「……話を頼む」




俺が、しっかりしなくちゃ。
俺が、ちゃんとこの目で見たことを。





きちんと、伝えなければ。

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