青が宿る 3

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『……ちょ、抱き付いたまま寝ないで』

TH「…んー」



お粥もしっかり食べた後
赤ちゃんみたく眠くなったのか
わたしに寄りかかって抱き付いてくる。

…何だか拒絶する気にもなれなかった。

珍しくくつろいでくれてるんだし
気持ちが良さそうだから余計に引き剥がせなかった。








『……移っても…もう移ってるか』

お互い風邪引いてるし。
今さら悪化はしないだろうか。




そのうち目を閉じて眠っているテヒョンアと
一緒にベッドに倒れ込んだら
目の前に綺麗な顔があった。





"起きてよ、寝てないで"




……わたしは一度その言葉を口にしたことがある。
けれど、テヒョンアは？



一体、どれほどそう思っただろう。
そう考えたらこのぬくもりを離したくなくて
そのまま目を閉じた。




眠い。
死ぬ時ってどんな感触なんだろう。

眠るように時間が止まるのかな。


背中に回した手で
ぎゅっと大きな体に抱きついて
わたしも意識を手放した。









NM「……居ないと思ったらこんなところに」

JM「…喧嘩した後は仲直りして
仲良く昼寝？

忙しいみたい、感情が」





"おやすみ"



どこからかそんな優しくて聞き慣れた声が
したような気がした。

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