. ページ19
「徒歩一分じゃね、実質」
『…引っ越そ』
「まさか同じ階とはな」
突き当たりの角を曲がれば、
俺の家から徒歩一分もかからないうちにAの家に到着する。
エレベーターから降りないと思ったら
まさかの同じ階でビビった。
『絶対押し掛けてこないでくださいね』
「さすがにプライベート邪魔する勇気はねぇよ」
『…いつも勝手な人が言っても説得力ありません』
とAの脳内で俺の評判はかなり悪いみたいだ。
『は、早く家入れば?』
「お前が家に入るの見届けてからな」
『ストーカー』
「心優しいジェントルマンだろ、失礼な」
今日はよく話しかけてくれるな、なんて。
「優しくて惚れた?」
『まさか』
「好きになってくれよ、そろそろ」
『貴方とだけは絶対に嫌』
「…貴方じゃねぇよ、ミンユンギ」
『合ってるでしょう』
もういい加減振り向いてくれても良いのにな。
会う度に話しかけてたらちょっと思い出すくらいしてくれてもいーのに。
「おやすみ」
『悪夢でうなされてください』
「ははっ、ひど。
じゃーな、"ご近所さん"?」
これから家に帰るのが楽しみになった。
1551人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばき。(プロフ) - Akoさん» Ako様、はじめまして。何回も作品を読んでくださると言ってくださりとてもとても嬉しいです(*^^*)長らくお待たせしてしまいましたがLoversという短編集にてその後を書かせていただきました。宜しければご覧になってもらえると嬉しいです! (2021年1月17日 16時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
Ako(プロフ) - 何回も読んで初コメントに挑ませて頂きます!笑本当に面白かったです!!すれ違っちゃうのかなと見ていたら最後主人公ちゃん勇気を出して病室に!!迷惑かもしれませんしお忙しいとは思いますが番外編的なのを見たいです!、、、これからも応援させて頂きます!! (2021年1月11日 21時) (レス) id: 1395fa2c8e (このIDを非表示/違反報告)
つばき。(プロフ) - Sai*さん» Sai様、いつもコメントありがとうございます!名前の件は完全にミスです、申し訳ありません…(訂正しました)。嘘です、告白のシーンに荒ぶりました笑笑いつもいつも嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*) (2020年12月12日 18時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - ゆんちゃんの魅力に気づかないなんて!と思ってたらしっかり惹かれてて、告白シーンはなんとも言えない幸せな気持ちになりましたっ!!!つばき。さんもきっと興奮で「つぱき。」となったんですね、分かります(←は? 兎に角、完結おめでとうございます次も楽しみ! (2020年12月12日 17時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
つばき。(プロフ) - みーさん» そんな風に言ってくださってとてもとても嬉しいです(* >ω<)どれも大好きとまで…(感涙)309号室読み返してくださってありがとうございます! (2020年12月11日 10時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つばき。 | 作成日時:2020年12月8日 19時