03* ページ3
防弾少年団のリーダー
RM
今この瞬間だけは、その肩書きを全て取り除いて
"いつまで経ってもヌナに敵わないナムジュン"になる。
それがどうも居心地良くて、妙に安心してしまうのだ。
『こんな本も良いかもねぇ』
「…読んでみるよ」
『ごゆっくり、コーヒー置いておくね』
コーヒーに、ビスケットを添えて
そっと別の作業をし始めたヌナ。
この助言が欲しくて、
わざわざ俺は何時間も掛けてこうして訪れる。
…まぁ、会いたい口実というのもあるが。
今回のセレクトも引き込まれて、
おかげでスランプだった曲作りにヒントを得られそうだ。
ノートを鞄から取り出し、
思い付くままに書き出してみる。
パソコンの方が楽だけれど、
俺は手書きの方が好きだ。
気持ちが込められる気がするから。
「今回もお世話になりました」
『お役に立てたなら良かった。
ナムジュン随分集中してたから言わなかったけど…
もう閉店時間過ぎてるんだけどね？』
「えっ！」
『はは、大丈夫だって。
どうせ家帰ってご飯は準備してるから。
ナムジュンももう時間でしょう？』
見ると、マネヒョンからの着信があって。
全然気が付かなかった。
慌てて電話すると迎えに来てくれるらしい。
「……何読んでるの？」
ヒョンが来るまで、
ヌナとの時間を引き留めたくて、
ついそんなことを聞いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばき。(プロフ) - Sai*さん» Sai*様、嬉しいお言葉ありがとうございます(´；ω；`)ナムさんも希望氏も初挑戦でドキドキだったのですが楽しんでいただけて良かったです！これからもよろしくお願いいたします！ (2020年12月11日 8時) (
レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - わぁぁ！つばき。さんホビ氏に続きナムジュナまで！嬉しいです、ありがとうございます、手紙で気持ち伝えるとか、歌詞書いてるのに上手く書けなくて悩む姿とか、リアルに想像できてキュンでした！ありがとうございます、次作も心よりお待ちしていますっ！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つばき。
| 作成日時：2020年12月7日 21時
