だいすきだ

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「……目、開けていいよ」

パタパタとリビングを駆け回り、
お目当ての箱をぎゅっと握りしめて、
そっと開けた。




『…う、そ、…なに、これ。
ねぇ、ホソク…』

「A。



俺、いつもダサくてさ、
なかなか良いところも見せれなくてさ、

…本当のチョンホソクとしては、
全然魅力もないし、

Aに釣り合ってるのか不安になるんだけど。






キスのひとつで恥ずかしくなって、
…その…何だ、


傷付けたくなくて、
踏ん切りが付かなくて、

その先は触れてないのも、ごめん。




俺、不安だった。
J-HOPEじゃなくて、チョンホソクとして、
Aにしてあげられることもないのに、


臆病だったんだ。

友達で居る時間が長かったから、
いざ恋人になって、
そこからってなると、



今までの心地いい距離感がなくなっちゃいそうで。







でも、それは甘えだった。
Aは優しいから、いつも気にしてないフリして、我慢してくれてたと思う。






でも、もう俺、ダメ。

………Aと、ずっと一緒に居たくて、
その先もAと一緒に味わいたくて、





俺の人生のこの先、

Aが居てくれなきゃ、ダメだ」

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