今日:40 hit、昨日:118 hit、合計:1,116,547 hit
小｜中｜大
＊58 ページ10
Aが倒れるのをスローモーションみたいにステージから眺めていた俺。
ちょうどパフォーマンスが終わったところで、
ギリギリカメラに写るか写らないかなんて気にせずに駆け寄った。
「俺、運びます」
「ジョングギ、お前は戻って、」
「…ミンギュ、俺が運ぶから」
心配そうに俺を見つめるヒョンたちとミンギュを構わずAを抱き上げて、
医務室に慌てて向かう。
体調悪いのひとつも見抜けないとか…
俺は何してたんだ、と苛立ちを隠せない。
けれど、それ以上に俺を困惑させたのは、
『…っ、い、や』
うなされて、涙をこぼしているAだった。
何に、苦しんでるんだ。
俺に、なんで一言も話さない？
思えばこの間から避けてばかりで、
今日だって俺を見ようとしなかった。
「………ごめん」
医務室のベッドに寝かせながら、
ただ謝ることしか出来ない自分が情けなくてしょうがなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2581人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つばき。
| 作成日時：2020年11月15日 18時
