ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ8)

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異色だけれど、プライベートではそこそこ話す仲だとペンたちも認識しているのか、
会場は運良く歓声で溢れかえっていた。

次のウヌくんにバトンタッチをして、
カメラに写る瞬間は終了。

メンバーたちが、席から手を降っていてくれるのが分かって少し恥ずかしくもなったり。

「お疲れ様」

『良かった、なんとか成功して』

結構シビアなスケジュールの中で、
よくもここまで完成度の高いものが出来たとしみじみと感動した。

ミンギュがボーカルでも全然問題なかったからかなぁ。

「Aのおかげだよ」

『いやいやまさか』

と、お互いに褒め合っていると、

「ミンギュ～」

「あ、ヒョン！」

「あ、Aちゃんこんにちは」

『こんにちは、スンチョルさん』

優しそうなスンチョルさんの登場で、
聞くところによると次はマンネラインのステージだから戻って観てあげな、と。

「じゃあね、A」

『うん、ありが…と』

あれ。
ぐにゃり、と視界が歪みそうになる。

ステージが終わって気が抜けたのか、
我慢していた疲れが押し寄せたようだった。

「良かったらAちゃんも観る？
おたくのクオズ、入り浸ってるし、うちの席に」

『…すみません、ご迷惑を』

「いえいえ。たぶんジミナとかも一緒に観たそうだったよ。

バンタンさんもパフォーマンスするんだよね？」

あ、そうだ。
オッパたちのステージを見逃さないようにしないと。