ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ6)

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いよいよステージ本番がやって来て、
ドキドキすると同時に忙しさのあまりに頭痛を堪えながらのパフォーマンスになってしまいそうだ。

準備してきたものは、胸を張れるけれど、
コンディションが最悪のレベルで。

ここ最近、ジョングクの側で寝ていない上に、
苛立ちが止まらなかったわたしは、どうしようもない馬鹿なのだと思い知らされる。

「ファイティン」

『ん、ファイティン』

ミンギュとわたしは、クチルズということもあり、ペンたちの期待が高まっているみたいだ。

わたしたちのステージは順番になっていて、
その次はASTROのウヌくんだし。

ふらつく足を何とか奮い立たせながら、
集合場所へ向かう。

「あ、オンニ！ミンギュさん！」

「お、ミランちゃん。ジョングギ待ち？」

「はい」

…ズキズキと頭の痛みがひどくなったような気がした。

「ミランちゃんの衣装シンデレラって感じだね」

「ふふ、コンセプトそうなんですよ」

シンデレラ。
その言葉は、ぴったりだった。

ふんわりとしたデザインのドレスを見たら、
思わず王子様が来るのにふさわしいような、

そんな気がしてならなかった。