ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ44)

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休憩時間になり、
それはメンバーたちが好き勝手にはしゃぎ出す時間。

テヒョンオッパのところにふざけてジニオッパが行ったりして、歓声があがるし。

貰った小道具で楽しそうにしているクオズに、
今日はとことん甘いユンギオッパだったり。

「アンニョン、ウリマンネや～♡」

『……アンニョン、オッパ…笑』

おふざけがエスカレートしていき、
いつの間にかわたしだけがアイドル設定。

歓声はあがるけれど、ジョングクがむすっとしていたり。

……都合の良すぎる解釈かもしれないけれど、
…嫉妬してる…？

だとしたら、嬉しいなぁ。
…ま、それはないか。

個人的に持ってきているサインブック。
いつの間にそんなの用意したの…

「会えて嬉しいです」

『毎日会ってるでしょう』

「Aは僕のウリエギだよね？」

『…え、』

「いや、俺」

「えー、案外俺かもよ？」

「……立候補だけするわ、なら」

突如始まった、
わたしをめぐる争奪戦風のコント。

…こういう時に、ジョングクだって言えたらどれだけ良かったか。

「いーや俺です、俺」

…え。
まさかの立候補しちゃってるんですけど。