ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ36)

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「そんな堅苦しくなくて良いから。
ほら、そこ座って」

『………』

「………」

この状況があまりにも気まずすぎて、
後味が悪いものを食べたかのようだった。

「…あ、の。ヌナ、このことは」

「言ってほしい？」

『…ご、めんなさい』

「…言わないよ、さすがにそこまで私は干渉しない。何となくとは思ってたけどね」

…ひとまず怒ってる風、ではなさそうだ。
喜ぶべきかそうでないべきか。

「ねぇ、ジョングク」

「…はい」

真剣な声のトーンで聞かれたジョングクは、
姿勢を正し始めた。

「どうだった、誕生日プレゼント？」

「…は？」

「可愛いカノジョからの贈り物、思う存分楽しんだ？」

思わず目を見張った。
というか、むせそうになった。

『オオオオ、オンニ何てことを！』

「えー、気になる。どうせAから報告してもらおうって思ってたし。

っていうか、付き合ってどれくらい？
何かふたりで座ってんの超しっくりくるんだけど」

「…なんで言わなくちゃならないんですか」

「カノジョが知りたそうにしてるから？」

『わ、たしはべつに…』

「まぁ、愛されてるもんねぇ、言われなくても」