ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ26)

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「…やばいね」

『…な、にが？』

「っ、…誘ってくるとか、ずるいでしょ。
……いつ買ったわけ、そんなの」

『…ユウオンニと、』

「あのヌナは……はぁ、A」

『…ん』

わたしの寝室に迷うことなく進み、
まじまじと見つめてくる。

『…あんまっ、見ないでっ』

「なんで？…そんな露出のよく見つけたよね。
…じゃ、思う存分、堪能するね？」

ニヤリと余裕そうに笑うジョングクが、
あまりにもカッコ良すぎるというのは、
わたしの脳にフィルターがかかっているのか。

…相変わらず表情の見せ方が上手い。
何でもこなせるジョングクに、出来ないことはなかった。

…風に振る舞ってただけなんだ。

普通を忘れたわたしたちは、
もうあの日常を思い出せない。

寂しかった。
批判を受け止めるには、まだ幼すぎた。

本当の自分を見つけて欲しかった。
間違ってないよって、言って欲しかっただけなんだ。

『っ、んっ』

「っ、なんでそんなに可愛いのっ…？
はやく、

はやくおれにおぼれてよ」

そんなの、

もうとっくに貴方に溺れて、
貴方を愛して、

絡まった糸みたいに、
簡単に離れられなくて困ってるんだよ。