ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ25)

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考えていたセリフはすべて吹き飛び、
おまけにわたしは極度に緊張していたせいか、
なぜか敬語になってしまった模様。

……うう、恥ずかしい…

「え、…ありがとう？」

『…気付いたら遅くて、』

「あー、良いのに。…わざわざどうも。
ね、開けて良い？」

しゅるり、とリボンをほどき、
中にはピアスが入っている。

「……天才」

『え？』

「俺、結構これ欲しくて。
でもなかなかなぁって思ってたの、これ。

え、どうしよ。うちの彼女が天才過ぎる。
ありがとう、大切に付けるね」

…良かった。ひとまず喜んでくれたみたいだ。
ならば、後は。

『も、もう一個…あるの』

「え、本当？無理しなくて良かったのに、」

『……わ、たしがジョングクを楽しませま、す』

思い切って言ってしまった。
どうしよう。どうしよう。

…固まってるし。
オンニ、大成功って嘘でしょ？
大失敗の間違いで…

「……それ？」

『え？』

「そんなフリフリのレースなんて、
着ちゃってるの…俺のため？」