ジョングクの＊＊＊係 Ⅱ (ページ22)

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「女子会のおしゃれな下着を買いに来たっていう設定で行くから。今度旅行って口先合わせてよ？」

と、完璧なシナリオに、この人の本業はメイクスタッフということを忘れそうになる。
脚本家にしか見えてこないんだけど？

「何色が良い？」

『…別、にわたしは、』

「ほらほら、早く選んで。
スタイル良いから迷っちゃうね」

と、ぐいぐいと押されて、
…人生で初めてこんなにチカチカする光景に出会ったかもしれない。

「定番の黒でしょ、ピンクも良いし…
どうする？フリフリ行っとけ、若いんだから」

『…ちょ、こんなの恥ずかしすぎるって』

「特権よ？どうせラブラブなんだし、何着ても可愛いって褒められるんだし。

うちのアホなんかは私に目線も寄越さないの、
昔はピュアだったのに…あんのアホっ！」

と、次から次へと試着させられる。

「…私が男だったら一発アウトよ、まんまとハートを射抜かれる自信がある」

『オンニだって可愛いのに』

「…これだから人タラシは…

彼氏絶対とんでもなくメロメロね」

と小声でそっと囁いてきたので、一気に恥ずかしくて顔が真っ赤になるのが分かる。

『オンニ、ありがと』

「ううん、どういたしまして。
あ、A。

…＿＿＿＿よ、ファイティン！」