クォンくんとクォンさん。

すにょん、あばれる ページ31

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………！」



「うるさいうるさいうるさい。邪魔だけだったら出ていけよ、スニョン」


「だってだって…………………ね、俺聞いて。嫌われた」

「Aにか？…………なんで」とパソコンから目を離し、まっすぐ見つめてくるジフナ。




あれからまともに二人で会話はしないわ、
話しかけても絶対スルーされるかどっか行かれるかの二択。








「どうしたらいいんだろ………………」


下手に想いを伝えないと決めたはずが、

好きが募って、止められなくなる。





「知らんわ。お前がだいたいヘタレでビビりなくせにギャーギャー言ってるだけじゃねぇか」


正論すぎて何も言えない。





「そうだけど…………………！そうだけども！」

「それしかないんかよ………………」と呆れ顔で見つめてくるジフナ。






「………………困らせたくないんだよ、Aを」

これ以上、悲しそうな顔を見たくない。




「はっ………………ほんっと、アホだなーお前。その、くよくよしてる姿が一番困らせてるっつーの。どっちなんだよ、好きか嫌いか。はっきりさせろ」

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