You Are My… 2 (ページ5)

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47. ページ5

『…知って、たんですか』

「…さっき知った。
…………本当、なんだね」

こんなに早く見破られるとは思ってもいなかった。

『……本人から？』

「…色々あって」

『…ジョングクは悪くありません。
私一人の責任ですから』

「…そんなことを聞いてないよ。
どうして隠していたの？」

いつか、こんな日が来ると思っていた。
シミュレーションだって、何度もした。

さすがに、上手くは行かないだろうなって、
予感はしていた。

『…い、色々面倒でしょう。
発表する時に、週刊誌に載せられたりしたら』

「だけど、隠す必要はなかった」

『…ジョングクが、良く思われないのが嫌だった。

うちの財閥の融資は、姉弟だったから、なんて言われたら困るじゃないですか、』

どうしてこんなにも声が震えているんだろう。
私が得意とする冷静さは、完全に無くなっていた。

「…………やめようよ、もう。

…今ならまだ回避、」

『…ジョングクはただの、"弟"ですし、
大丈夫です。
隠していて、ごめんなさい』

ただの、"弟"。

今私は、

彼を愛した事実さえも、
消そうとしている。