You Are My… 2 (ページ14)

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56. ページ14

「…分かってたよ。
こんなにイケメンなのに
ちょっとくらい見てほしかったなぁ…

なんて…ね。半分事実だけどさ。

ねぇ、Aちゃん」

優しく、微笑みかけてくれるソクジンさんは、
私が隣にいたい人じゃないんだ。

そっと、私の目からこぼれ落ちる涙を掬う。
ソクジンさんの目も、少しだけ潤んでいた。

「………君に、涙は似合わないよ。

悲しい方の、ね。

行ってきて。
思い切り、伝えてきて。

もしフラれたら、ちゃんと貰ってあげるから。
…最もそんなこと許しませんけどね」

"どうか、幸せになって"

ごめんなさい。

どうしようもないくらい、馬鹿ですよね。

でも、これが私なんです。
私と、ジョングク。

そういうところだけは、
似てるでしょう？

「……後悔しないで、どうか」

『…ごめんなさいっ、』

「謝らないで。……ありがとうは？」

ソクジンさんは、微笑んでいた。
今までのどの笑顔よりも、優しかった。

『………ありがとうっ…』

ジョングク。

今から、貴方を見つけるから。

見つけて、愛を伝えるから。

……待ってて、ください。