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44. ページ2

「…練習始める?」

空気を悪くしないように、と伺うように聞くナムジュニヒョン。


「ヤーお前らそんな憔悴してどうしたんだよ?
親父ギャグ後みたいに凍らないでさぁ、」

「え、自覚あったんだ」

「ヤーユンギ!」





いつもの俺たち。
…のように振る舞っている俺たち。

何も、知らないんだ。
ただ、昨日までと変わらない俺たちであって。






…なんて、出来るわけがない。







「……なん、でそんな風に振る舞えるわけ」

「っおい、ジョングク」

「アンタは、何がしたいの?
一生聞かれなかったら言わないの?」

「やめろ、ジョングクっ!」





「言ったよね、自由に生きろって。
アンタは生きてないじゃん。

なのに、俺によく言えるよね?







俺の気持ちも分からないで、ヌナを取るの?
気付いてたんでしょ?あんな勘ぐってさ。






俺が可哀想だから言わないの?
同情してるのっ………?」





気付いてたんでしょ?

どうせ、傷付くからって言わないつもりだったんでしょう?







「ジョングク、よせ!」


必死に止めるヒョンたちなんて、
今は知らない。

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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年10月24日 11時

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