テヒョンの＊＊＊係

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『なんでよ、たっくさんペンが観てるのよ』

「……Aがそんな観てくれてるとは」

『ネギをお湯で洗ったり、水上アスレチックで溺れかけてるのもバッチリね』

「あぁぁぁ…………もうっ！」



頭を抱え出したかと思えば、がくりと項垂れている。

どうしちゃったんだか。





『そこが可愛いって言われるんだからいいんじゃないの？』

「…あのね、」

『うん？』

「……Aは可愛いって、思うわけ？」




考えもしなかった質問をされて、一旦固まってしまう。どうだろう。

……可愛い…？
昔からたいていのことは分かりきった幼なじみが可愛い、と感じるのだろうか。




うーん、と首をひねって、考える。
それはそれで違うような。






『……それは違うかなぁ』

「…だから恥ずかしいの」

『アイドルですからねぇ、テヒョンくんは』

「あーもう…






だったら、カッコいいとは思わないの？」





その質問が、また私を固まらせることになる。

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