＊12 TH ページ12
「………A」
『何、テヒョンア』
「……んーん、何でも」
すっかり家政婦というか抱き枕としてAに来てもらってから早数週間。
睡眠の質は格段に上がったし、最近健康的だと自分でも感じる。
こんなことなら、もっと早くにお願いすればよかったかも、なんて。
今日も、温かい体温に顔をうずめて、
眠りに落ちる。
最近、嫌な夢を見なくなった。
毎日怯えることもなくなった。
それは、全部たった一人の彼女のおかげだろうな。
すっかり慣れたのか、嫌そうにする感じもなく、
されるがままのA。
今はぎゅっとしているだけだけど、
もっと触れたいと、思うのはどうしてだろう。
『わ、くすぐったいって』
「………」
『…テヒョン？』
「Aの、匂い、変わってない」
昔から家族以外に唯一気を許せる存在で、
Aの香りは全く変わっていなくて。
『………テヒョンは、あったかいね』
「え？」
『知ってる？
テヒョンの紡ぐ言葉ひとつひとつが、
あったかくて、眩しいんだよ』
その言葉の意味をもう少し知りたくて、
彼女の名前を呼ぼうとした時には、
もう、夢の中に入りかけたところだった。
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karintopakupaku(プロフ) - ミンさんの続編みたいです！！ (2020年10月11日 18時) (
レス) id: 36760b2d41 (このIDを非表示/違反報告)
lemonyellow(プロフ) - ああ、終わってしまった。とてもとても素敵な作品でした。頻繁に更新もしていただいて、私にはあっという間でした。お話しの続きを読むのがとても楽しみでした。また新しい作品が出来たら読ませてくださいね。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 121c3259e3 (このIDを非表示/違反報告)
karintopakupaku(プロフ) - 309号室のミンさん続き見たいです！！ (2020年10月9日 19時) (レス) id: 36760b2d41 (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - ここで管理人さん出てくるなんて！嬉しいです！← (2020年10月9日 18時) (レス) id: c052e554f4 (このIDを非表示/違反報告)
美慶(プロフ) - テヒョンくんがなにかにヤキモチやくのみたいです、、！ (2020年10月9日 15時) (レス) id: 94568526d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年10月8日 7時
