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8. ページ8
結婚を決め、代表に報告もしようと今、
応接室のドアをノックするタイミングを見失って直立してかれこれ何分経過したことか。
「…失礼します」
毎回ここに来る度にどうも肩の力が入る。
当然と言えば当然かもしれない。
目の前にいる彼は、
いつだって背筋を伸ばして座っているから。
「テヒョンア、急にどうかしたのか？」
「…報告があって」
「…座って。聞くから」
ソファーに座り、息を整える。
Aのためなら、何でもできそうだ。
カッコいいスーパーヒーローになれないとしても。
少し、格好つけるくらいは、しなくちゃね。
「結婚を、しようかと」
「…へぇ、なるほど」
怒るわけでも、興味があるわけでもなさそうな、
この人に、一体俺はどれだけ納得してもらえる？
「…………意外です、反対するかと」
「どうして？
君の人生は、君が決めるものだろう？
…遅かれ早かれ来る話だった。
テヒョンア。
そんなことを、言いに来たんじゃないんだろ？」
代表は、いつだって
何でも見透かしているのが、お決まりなのかな。
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霞(プロフ) - ホビさんを好きになる女の子の純愛のお話が読みたいです！！（ ; ; ） (2020年10月5日 23時) (
レス) id: 7c44520856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年9月29日 16時
