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7. ページ7
「……娘を、頼みます」
「いえ。こちらこそ。
………こんな素敵な娘さん、僕にはもったいないです」
頭をテヒョンに深く下げる父の背中が、
いつもより小さく見えた。
「……ありがとう、あの子をっ…」
「お義母さん、泣かないでください」
母の声が、いつもより涙で潤んでいる気がした。
『……ごめん、テヒョンア』
「なんで謝るの？
A、いいこと教えてあげる。
こういう時はね、ありがとうって言うべきなんだよ。
ほら、」
優しく私に言って、と急かす彼は
どこまでも、優しい人。
『…………ありがとう』
後、何度この言葉を君に言えるのだろうか。
ひょっとしたら、これが最後かも、なんて。
「どういたしまして」
そう言って、優しく抱き締められる。
気のせいか、声が少し潤んで、
今日のテヒョンは、ほんの少しだけ、
寂しそうな子供のように見えた。
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霞(プロフ) - ホビさんを好きになる女の子の純愛のお話が読みたいです！！（ ; ; ） (2020年10月5日 23時) (
レス) id: 7c44520856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年9月29日 16時
