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6. ページ6
『……結婚って、何バカな』
「ちゃんと本気」
テヒョンの本気の目を、私はよく知っている。
1度決めたら、どこまでも追い求めて決して途中で止めようとしない、そんな人。
少々頑固なところがあるけれど、
ひたむきに真っ直ぐすぎる人。
そんな人だからこそ、よく分かる。
きっと、これは本心なのだと。
だから、甘えてはいけない。
テヒョンアが、後で苦しまないように。
『………ダメだよ、それは出来ない』
もう、あなたと居るだけで幸せは満たされた。
それだけでも、じゅうぶんすぎるご褒美だった。
「…………知ってる？
俺、今Aが居てくれないと、
全然幸せじゃないって」
真っ直ぐに私の瞳を映す、
彼の目には、涙が浮かんでいた。
「…………側に、居るから」
『………っ』
「ひとりで、辛かったよね。
ごめんね、すぐに気付けなくて」
ポンポン、と心地よく頭を撫でられて、
少しだけ、少しだけどうか、
時間が止まってほしいと願ってしまった。
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霞(プロフ) - ホビさんを好きになる女の子の純愛のお話が読みたいです！！（ ; ; ） (2020年10月5日 23時) (
レス) id: 7c44520856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばき。
| 作成日時：2020年9月29日 16時
