てひょんのぬな。

・ ページ13

「あぅっ！あーっ！」

「じょんぐくじゃましないで、てていそがしいの」


もう、せっかくぬなにおえかきあげようとおもってかいてるのに、じょんぐくがじゃまばっかりしてくるんだもん。





「あ！あぅ！」

「このいろ？あ、これぬなにぴったりだ。

じょんぐくおえかきうまい？」

「？」

「じょんぐくまだおはなしできないよ」

「あ、なむじゅにひょん」

「どうしたの、てひょん」

「ぬなになにあげたらよろこぶかなぁ？」




おえかきだけじゃ、つまんないでしょ。


てて、いっつもぬなにあいをつたえるってきめたもんね。






「そのぬなとけっこんするの？」

「うん、するよ」

「なら、ゆびわあげたら？」



ゆびわ…………

てて、そんなきらきらしたのあげれるかな。






「ゆびわってどうしたらいいの…………？」

「てひょん」



ひょっこりと、ゆんぎひょんがとなりにきた。






「あっちに、はなばたけあるからそれでつくってやれば？」

「………ひょん、」

「なに」

「ありがと」

「……………べつに」





がんばってつくるから、ぬなよろこんでくれるといいな。



まっててね、ぬな。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す