#いざ報告へ ページ39
「代表、お話があるんです」
『聞いてもらえませんか』
翌日そろって私たちは、代表のところへと出動した。理由は、交際のことを話すためである。
「何だ、お前たち」
「あの…………えっと、実は、僕たち………」
言葉が詰まってしまうソクジンはきっと、とてつもないくらい緊張してる。
『……交際を、することになりました』
絶対に怒られる。何を考えてるんだ、とか言われるだろうな。
しばらく部屋に沈黙が流れ、代表の顔色も伺えないままうつむく。
「…………お前たち」
「は、い」
「…………まだ付き合ってなかったのか?」
『…………へ?』
「熟年夫婦と呼ばれてるんだろう?
もう、てっきり結婚の報告かと思ったよ。
そうか、交際ね…
一応、おめでとう。やっとか、遅かったなぁ」
………あれ、なんかニコニコしてるんだけど?
怒ってなさそうなんだけど?
ふたりで顔を見合わせ、状況を精一杯把握する。
えっと、ってことは……
『認めていただけるんですか?』
「逆に断られたい?」
『え、』
「うん、僕はいいんじゃない?って思うけどね」
………なんと、あっさりお許しです。
1064人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばき。(プロフ) - 凛音さん» ご指摘ありがとうございます!完全にミスでした…。訂正しておきました! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 3ページ目の「are思い」は「army思い」のことでしょうか。作品楽しく読ませてもらっているので更新楽しみにしています。 (2020年7月26日 2時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月21日 7時