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「…………ダメだ、倒れたら」
『私は出ないとダメなの』
もしかしたら今日がはじめてのコンサートで、
もしかしたら私のペンかもしれなくて。
だなんて、都合のいいことを考えてしまうのだけれど絶対に失望させたくない。
それは私がこのグループに入った時から心に決めていたことなのだ。
「…………ヤーソA」
『お願い、説教ならいくらでも後で聞く。
…………わかって』
私はそれだけペンが大好きで仕方がないの。
せっかくここまで来てくれたのに。
「…………危なくなったらすぐコンタクト」
『わかってる』
「………ちょっとでも危険だと判断したら引っ込めるから。
今日は、水余分に持っていけ。いいね?」
『…………ありがと』
何だかんだいって許してくれるところがさすがソクジンって感じ。
「……………どうせ言っても聞かないだろ。
それに、」
『?』
「あぁ、いや。
ほらほらメイクしたら医務室で休んどきな」
ぐいぐいと押され部屋から出る。
「…………好きな子の涙は、見たくないじゃん」
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つばき。(プロフ) - 凛音さん» ご指摘ありがとうございます!完全にミスでした…。訂正しておきました! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 3ページ目の「are思い」は「army思い」のことでしょうか。作品楽しく読ませてもらっているので更新楽しみにしています。 (2020年7月26日 2時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月21日 7時