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「おねえちゃんとおにいちゃんこいびと?」
『あはは、そう見える?』
「おててつないでるもん」
と、ショッピングモールにやって来た私たちに小さな男の子が話しかけてきた。
恋人……って…まぁ、そう見えるのか。
いっそ行きどころのない手に、何か繋がれてるのが違和感でしかなくて、手を繋いでいる。
『でもねぇ、残念ながらそうじゃないのよ』
「そうなの?つまんない」
『ふふ、つまんないって言われたかー
ね、ソクジナ』
「(カップル………に見えるのか…)へ?」
「おにいちゃん、おねえちゃんばっかりみてるけどすきなの?」
『へっ?』
「ヤーこ、これはだな………………!」
「そうなんだ、いいなぁらぶらぶ」
「ヤー、あ、あのなぁ…………!」
あたふたし始めたソクジン。
子供相手に何をムキになってるのだか。
『ラブラブに見える?』
「うん、ソンウもそんなおんなのこほしい」
『ははっ、頑張れ。いつかきっとそんな子現れるよ、お姉ちゃんが保証してあげる』
……………カップル………
そんな響きも悪くない。
結局この後怒って最下位になったそう。
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つばき。(プロフ) - 凛音さん» ご指摘ありがとうございます!完全にミスでした…。訂正しておきました! (2020年7月26日 9時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 3ページ目の「are思い」は「army思い」のことでしょうか。作品楽しく読ませてもらっているので更新楽しみにしています。 (2020年7月26日 2時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月21日 7時