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ページ26

『……………連絡先、ですか?』

「うん。ダメ、かなぁ?」





………………こてんっと効果音がつきそうな首の使い方。

こういう所に芸能人だと感心させられて。






私は、うるうるとした目に弱い。
そして、世話焼きだとよく言われる。





『…………………交換、しましょうか』

「やった!」





嬉しそうにガッツポーズをするソクジンさん。
黒ずくめの服だからか、余計に怪しさが増している。








「ありがとう、Aちゃん。必ずお金返します」

『えぇ、まぁ。……………ソクジンさん、あの。






私の前では、無理しなくていいですから。

Aさんだと思ってくださっても、』








一旦固まった後、顔を下げながら、



「…………………あり、がとう。



Aちゃん。


でも、大丈夫。

僕は、こんなところで立ち止まってちゃダメなんだ。






きっと、今頃Aに呆れられてると思うから。

くよくよすんなって、ね。








Aちゃんは、いてくれるだけでじゅうぶんだよ」





ふわり、と微笑みながらそう言うソクジンさんが、




見つめてるのは、きっと私じゃなくて





Aさんなのかな。

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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年5月27日 12時

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