交際 0 日婚 Ⅱ【YG】 (ページ42)

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「ママ、あのねっ！サンタさん、きたよ！」

クリスマスイブの翌朝、枕元にあるプレゼントを抱えて私の方へと来たスンジュ。

具体的なプレゼントは書いていなかったので
あれやこれやと、ゆんちゃんと二人で考えて

そっと枕元に置いておいたのだが、
気に入ってくれたようで何よりだ。

「よかったなぁ、スンジュ」

「うん、さっそくね、ようちえんでみせるんだ！」

ふにゃり、と可愛くて甘いスマイルはミニチュアゆんちゃん。

『みんなどんなプレゼントもらったのか見せ合うの？』

「うん………でも、ぼくね……

パパとママがなかよし、より
やっぱりほしいものあるの」

と、さっきとは反対に真剣そうな顔つきになるスンジュ。

どうしたのかな、何か問題でもあったのだろうか。

「ニナちゃんにそっくりな、かわいいいもうとがほしいなぁ」

…………………ん？

んん？

「…………っは、やべ、面白…………」

『…………ゆんちゃん』

「……おっと、これは失礼」

笑いを堪えてるユンギは、酸欠で死にそうなんじゃない？

まったく………

『……………スンジュにはニナちゃんがいるじゃない』

「でもねぇ、

さいきんニナちゃんおとうとがとってもかわいいんだって」

…………そう言われたら、何も返せないじゃない。