交際 0 日婚 Ⅱ【YG】 (ページ12)

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「一応立ち会うからな」

と病院の処置室から分娩室に移る際に、
本当に宣言通りやって来たユンギ。

やっぱりユンギがいるだけで、安心感が違うのだ。

うーん、
こればっかりは迷惑をかけたくなかったが……

いてくれたら正直ものすごくありがたい。

「腰痛い？」

『う、ん……………っ、』

「よし、了解」

いつものようにてきぱきと主夫感を発動し、的確に私の欲求を満たしてくれる。

「大丈夫だからな」

その一言がどれだけ魔法のように効いたことか。

何時間くらい経ったのだろう。

もう時間感覚も意識もぼんやりしてきたころに、

部屋一面に声が響き渡る。

よかった……無事に、産まれてきてくれたみたい。

その声を聞いたら疲れが滲み出てきた。

『ね、ゆんちゃ………………おぉ、』

「…………ちょ、俺マジでヤバイわ……

年取ったから涙腺緩みまくってる………」

ちょっぴり泣き虫なパパが、これから心配になってしまった。