じょんぐくのぬな。

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『…………新手の反抗期？』


朝起きたらジョングクは大学に行ったらしく、おかげで寝坊しそうになった。
もちろん、お弁当もなくて。







「どうしたの、キムさん」

『先輩』


食堂で久々の定食を食べていると、隣にホソク先輩が座ってきた。
…………ナイス、私。


今日は食堂でよかったかもしれない。






「いつもお弁当なのに。珍しいね」

『あー…………今日はちょっと』

「いつも作ってるの？美味しそうだなって前から思ってたんだけど」





と、先輩はきつねうどんを食べている。熱いのか冷ましながら食べている姿に惚れた。ますます好きになった。






『この前届けに来た幼馴染シェフに作ってもらってるんです』

「え、そうなの？すごいね、それ。いいなぁ、僕も誰かの手料理食べたいなぁ」






…………ここで私が女子力が高かったら喜んでお弁当係に立候補するのに。
それはできない。くそぅ、もっと自炊能力があればよかった。




『先輩。反抗期って永遠にあると思いますか？』

「…………うーん…どうなんだろう。



少なくとも、僕はあんまり反抗しなかったからねぇ」







先輩は学生の時から優しかったんですね。

私なんかジョングクにデブ、ブス、おばさんと言われる日々だからなぁ…







『…………やっぱり、』



お弁当の方がいいや。

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