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「……………何だよ」
『え、何?ゆんちゃん私のこと好きなの?』
防弾少年団様が帰宅してから、キッチンで料理しているユンギを眺める私。
相変わらずキッチンには立たせてもらえない。
まずは、「子供用の包丁から」なのだそうだ。
『あんな公衆の場でさぁ、好きってことでオーケー?
愛の告白?』
久々に、優勢に立てそうだ。
いつも私が言いくるめられてるしね。
「………………悪い?」
『へっ?』
「そうだけど。好きって全世界に何なら言ってやろうか?」
ニヤリ、と笑うゆんちゃんに私はまたやられてしまうのだろうか。
「………………子どもが産まれても、俺に構うこと忘れんなよ。
じゃなきゃ、寂しさでどうにかなるから。
適度に愛情が必要なんでね。
後ママと結婚するって言ってきたら却下してね」
……………ゆんちゃん、あなた。
『………………好き』
「…………あっそ、俺も」
ちょっぴり今日のゆんちゃんは、砂糖多めだ。
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べな - ええ....最初のシーンシたッテコトデスヨネ?あー、もうほんとに現実にならないかな(ピョンテ)ちょっと切なくなってきます、泣 (2020年7月30日 3時) (レス) id: c3599b2d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月4日 21時