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『私は嫌』
「…………なんで?俺に迷惑かけるから、だろ。
どうせお前の頭じゃそんなもんだろ」
すぐさま私の弁当に突っ込みを入れてくる。
今日はよくしゃべるな。
いつもそうだったら無気力とは言われなくなると思う。
『…………いや、だからね?』
「お前さ、彼氏いないだろ。ついでに、今後の予定もないだろ」
失礼な。私だって今から出会いサイトに………
「出会いサイトはやめとけよ。あんなのより、俺の方がよっぽどお前の願い叶えてやれるしな」
………そうでした、このお方スーパーアイドル様でした。
『………断固拒否』
「そっくりそのまま返していい?
ま、要はガサツで女子力のかけらもないお前をもらってくれるのなんて、この世に俺だけと言われてもおかしくないってこと」
少々バカにされてるのは気のせいでしょうか。
昨日の私は、なぜこんな事態に巻き込まれなくちゃならなかったのか。
…………でも、ユンギとならなぜか。
幼なじみを10年、もっと言えば人生のほぼすべてを過ごしてきたコイツとなら、
いいかなぁ、なんて。
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べな - ええ....最初のシーンシたッテコトデスヨネ?あー、もうほんとに現実にならないかな(ピョンテ)ちょっと切なくなってきます、泣 (2020年7月30日 3時) (レス) id: c3599b2d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月4日 21時